函館市福田歯科医院

歯周病の話

約2ヶ月ぶりの院長コラムとなりました。
前回は『虫歯の話』をしましたが、今回は「歯を失う二大原因」のもう一方である歯周病(歯槽膿漏)についてお話したいと思います。
 歯周病には、35歳くらいから悪化し、慢性に進行する慢性歯周炎(成人型)と、進行の速い侵襲性歯周炎があります。侵襲性歯周炎には、発症が思春期前後(若年型)のものもあります。
 歯を支える組織は、加齢とともになくなっていきます。健康な人なら、45歳くらいになっても組織は少しなくなるだけです。しかし同じ年齢でも、慢性歯周炎の人では歯周組織のなくなり方に、はっきりと違いが出ます。加えて、ヘビースモーカーや糖尿病の人は、一段と組織の破壊が進みます。
 40歳の時点でも多くの人は、自覚するほどのひどい歯周病にはなっていないでしょう。その時点でリスクを診査して、セルフケアと定期的なメンテナンスは始めれば、歯周病で歯を失うということは本当に少なくなると思います。
 「失ったものを補い、機能を回復する」のも医療の大切な分野ですが、失う原因が解明されつつある現在は、「健康な状態を維持し、機能を全うさせる」ことも、医療に求められる大切な役割と考えます。
 そこで皆さん、歳をとったら入れ歯になるのが当たり前と考えてはいませんか。
でも、歳を取って手や足にシミやしわが増えて動きにも多少制限が現れたとしても、義手や義足になるわけではありません。
 私たち歯科医師は歯や口腔機能に、生理的で自然な加齢(エイジング)をサポートしたいと考えています。多くの人が80歳になっても20本以上の歯を持ち、おいしく食べ、楽しくおしゃべりをして幸せな生活を送ることができるように支援していきたいと、「8020運動」を展開しています。
福田歯科医院でもお口の健康を維持し、機能を全うできるように、皆さんに情報と医療をお届けしています。
健康だからこそ、痛みがなくても、皆さんの健康を維持していくためにも歯科医院を上手く利用して頂きたいと考えております。
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