『点から線の医療』
去る平成23年8月18日の日本経済新聞の医療(医師の目)に、大変興味深い記事が掲載されていましたので今回紹介したいと思います。
昭和大学歯学部顎口腔疾患制御外科学講座 新谷 悟教授が以下のように寄稿しています。
ー点と線ー
歯科医院を受診する際に、その歯科医が治療にあたり、メインテナンスも含め時間的な「線」で治療を考えているのか、その場限りの「点」で治療を考えているかを治療の説明などから見極める事が大切である。
歯科治療は「治療→メインテナンス→新たな病気の予防」からなるものである。
という内容の記事でした。
私は、ここで述べている「線の治療」の線上に、治療に先駆け発症の原因となるリスクの診断を取り入れてこそ医療があるべき理想の『線の医療』と考えます。
昭和大学歯学部顎口腔疾患制御外科学講座 新谷 悟教授が以下のように寄稿しています。
ー点と線ー
歯科医院を受診する際に、その歯科医が治療にあたり、メインテナンスも含め時間的な「線」で治療を考えているのか、その場限りの「点」で治療を考えているかを治療の説明などから見極める事が大切である。
歯科治療は「治療→メインテナンス→新たな病気の予防」からなるものである。
という内容の記事でした。
私は、ここで述べている「線の治療」の線上に、治療に先駆け発症の原因となるリスクの診断を取り入れてこそ医療があるべき理想の『線の医療』と考えます。
2011.10.27
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第8回『東日本大震災から6ヶ月』
あの未曾有の大震災から、早6ヶ月が経過しました。新聞、テレビのニュースを見ても、瓦礫、避難場所、福島第一原発の放射能の問題等、被災地の復興について遅々として進んでいない状況が報道されています。
福田歯科医院は、震災直後から被災地の皆さんの何かお役に立つことはないかと考えた結果、復興の長期化を想定し、長期に亘る支援を以下のように考え実行しています。
1、窓口販売品の売り上げの一部(皆さんがお口の健康のために購入された金額の一部が支援に活かされています。)
2、節電(照明、空調の調整)による削減経費
3、中止になった研修会の参加経費
以上の合計金額を月毎に日本赤十字社へ義援金として送付し、目標額達成まで頑張って継続していきます。
被災地の皆さんが一日でも早く復興されることを祈念しております。
福田歯科医院は、震災直後から被災地の皆さんの何かお役に立つことはないかと考えた結果、復興の長期化を想定し、長期に亘る支援を以下のように考え実行しています。
1、窓口販売品の売り上げの一部(皆さんがお口の健康のために購入された金額の一部が支援に活かされています。)
2、節電(照明、空調の調整)による削減経費
3、中止になった研修会の参加経費
以上の合計金額を月毎に日本赤十字社へ義援金として送付し、目標額達成まで頑張って継続していきます。
被災地の皆さんが一日でも早く復興されることを祈念しております。
2011.09.24
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第7回 『美しい歯こそ命の輝き』
ご無沙汰しております。お盆も終わり9月になったのに、この残暑は一体どうなっているのでしょう。
皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
先月の末に札幌で北海道歯科学術大会が開催され、出席してきました。そこで、道民公開講座で講演された前旭山動物園園長 小菅正夫さんのお話を聴く機会を得、とても興味深い内容でしたのでその概要をお知らせしたいと思います。
歯には、切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯という区別があり、それぞれ「噛み切る」、「突き刺す」、「摩り潰す」という役割があり、このように歯に役割を持たせる事で、いろいろな食物を利用できるようになったので、これまでほ乳類が大繁栄してきたのだそうです。
しかも、ほ乳類は主食によってこの4種類の歯の形態を使い易いように変えて活用し、さらに、この歯の形態を有効に機能させるために、顎の動きも前後だけ、左右だけ、上下だけというように限定してしまいます。このことは、キリンが顎を左右横にだけ動かして餌を食べている様子を思い浮かべると理解出来ると思います。
また、ほ乳類は、爬虫類と違い、歯が次から次へと生えてくるわけではなく、歯が伸び続けない限り、歯の高さが寿命となってきます。草を摩り潰して食べる草食動物は、歯も同時にすり減らしてしまうので、どうしても短命になってしまうのです。
しかし、同じほ乳類の中でも人間は、4種類の歯をうまく使い分けて色々な食物を摂取します。また、長期間にわたり口腔が本来の機能を十分に全うできるように歯を失ってしまう原因(むし歯、歯周病等)からの予防法や、もし、不幸にして歯を失った場合も人工物で補う方法を手に入れることにより長寿を獲得したと考えます。
『美しい歯こそ命の輝き』とは、小菅正夫 前旭山動物園園長が講演の最後に結ばれた言葉です。そこに携わる事が出来る歯科医師という職業に誇りを感ぜずにはいられません。

皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
先月の末に札幌で北海道歯科学術大会が開催され、出席してきました。そこで、道民公開講座で講演された前旭山動物園園長 小菅正夫さんのお話を聴く機会を得、とても興味深い内容でしたのでその概要をお知らせしたいと思います。
歯には、切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯という区別があり、それぞれ「噛み切る」、「突き刺す」、「摩り潰す」という役割があり、このように歯に役割を持たせる事で、いろいろな食物を利用できるようになったので、これまでほ乳類が大繁栄してきたのだそうです。
しかも、ほ乳類は主食によってこの4種類の歯の形態を使い易いように変えて活用し、さらに、この歯の形態を有効に機能させるために、顎の動きも前後だけ、左右だけ、上下だけというように限定してしまいます。このことは、キリンが顎を左右横にだけ動かして餌を食べている様子を思い浮かべると理解出来ると思います。
また、ほ乳類は、爬虫類と違い、歯が次から次へと生えてくるわけではなく、歯が伸び続けない限り、歯の高さが寿命となってきます。草を摩り潰して食べる草食動物は、歯も同時にすり減らしてしまうので、どうしても短命になってしまうのです。
しかし、同じほ乳類の中でも人間は、4種類の歯をうまく使い分けて色々な食物を摂取します。また、長期間にわたり口腔が本来の機能を十分に全うできるように歯を失ってしまう原因(むし歯、歯周病等)からの予防法や、もし、不幸にして歯を失った場合も人工物で補う方法を手に入れることにより長寿を獲得したと考えます。
『美しい歯こそ命の輝き』とは、小菅正夫 前旭山動物園園長が講演の最後に結ばれた言葉です。そこに携わる事が出来る歯科医師という職業に誇りを感ぜずにはいられません。

2010.09.13
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第6回 妊娠と歯周病の関係
はやいもので、新年を迎えてから一ヶ月が過ぎ、節分の豆まきも終わり皆様如何お過ごしでしょうか?
さて、今回は、妊娠と歯周病の関係についおてお話したいと思います。
当院でも、スタッフの一人が今月から産休に入り、春から目出たい話題で盛り上がっていますが、皆さんの中には今回のテーマの「妊娠と歯周病の関係」について一体どんな関係があるのかと不思議に感じている方も多いでしょう。
そこで、妊娠を経験された方はお気づきかと思いますが。妊娠中に歯茎が腫れたり、出血したりといった経験のある方がおいでだと思います。その原因は、女性ホルモンの生理学的変動が関係していると言われています。この女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、妊娠終期には月経時の10倍から30倍レベルに上昇しており、エストロゲンはある種の歯周病原菌の増殖を促進し、プロゲステロンは炎症性サイトカインやプロスタグランジンの様な起炎物質の産生を刺激し炎症反応を惹起させ、歯周炎の症状を増悪させます。そして更に問題になることは、歯周病の炎症の増悪により、これらの起炎物質が過剰に産生され、血中濃度が高まると子宮が収縮するため、胎児が充分に成長していない状態で出産することになってしまう事です。
重症な歯周病の妊婦は、早産になって低体重児を出産するリスクが7倍近く高まることが判っています。
これらのことから、お母さんになられる方は、お腹の中の赤ちゃんの健やかな成長のためにもお口の健康に充分留意されることをお勧めします。
さて、今回は、妊娠と歯周病の関係についおてお話したいと思います。
当院でも、スタッフの一人が今月から産休に入り、春から目出たい話題で盛り上がっていますが、皆さんの中には今回のテーマの「妊娠と歯周病の関係」について一体どんな関係があるのかと不思議に感じている方も多いでしょう。
そこで、妊娠を経験された方はお気づきかと思いますが。妊娠中に歯茎が腫れたり、出血したりといった経験のある方がおいでだと思います。その原因は、女性ホルモンの生理学的変動が関係していると言われています。この女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、妊娠終期には月経時の10倍から30倍レベルに上昇しており、エストロゲンはある種の歯周病原菌の増殖を促進し、プロゲステロンは炎症性サイトカインやプロスタグランジンの様な起炎物質の産生を刺激し炎症反応を惹起させ、歯周炎の症状を増悪させます。そして更に問題になることは、歯周病の炎症の増悪により、これらの起炎物質が過剰に産生され、血中濃度が高まると子宮が収縮するため、胎児が充分に成長していない状態で出産することになってしまう事です。
重症な歯周病の妊婦は、早産になって低体重児を出産するリスクが7倍近く高まることが判っています。
これらのことから、お母さんになられる方は、お腹の中の赤ちゃんの健やかな成長のためにもお口の健康に充分留意されることをお勧めします。
2010.02.08
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骨粗鬆症と歯周病の関係
紅葉の綺麗な季節となりましたが、インフルエンザが流行しあちこちの学校の学級・学校閉鎖のニュースが聞かれ、寒さも増し、腰・膝・肩の痛みが気になる今日この頃ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、骨粗鬆症と歯周病の関係についてお話ししたいと思います。
骨粗鬆症の人は、歯周病が進行しやすいといわれています。骨粗鬆症は、全身の骨密度が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気ですが、骨密度低下の影響が歯を支える歯槽骨にも関係すると考えられるからです。
女性ホルモンであるエストロゲンが欠乏すると、全身の骨密度の低下に伴って歯槽骨の骨密度が低下します。さらに、口腔内では各種の生理活性物質の産生が亢進され、歯周病の進行が加速する悪循環が起こります。
骨粗鬆症の発症率は閉経前後の50歳代から急激に増加しますが、この年代は、歯周病によって歯を失う人が急に多くなる年代でもあり、『閉経後の女性では高度の骨粗鬆症患者ほど早期に無歯顎(総入れ歯)になる。閉経後の女性の歯数と腰椎および撓骨(前腕の骨)の骨密度は関連性がある。』(愛知県歯科医師会)といった報告もあります。
従いまして閉経後の女性の場合は特に、骨粗鬆症と歯周病のリスクを減らすように骨を折る?必要があるのです。

さて今回は、骨粗鬆症と歯周病の関係についてお話ししたいと思います。
骨粗鬆症の人は、歯周病が進行しやすいといわれています。骨粗鬆症は、全身の骨密度が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気ですが、骨密度低下の影響が歯を支える歯槽骨にも関係すると考えられるからです。
女性ホルモンであるエストロゲンが欠乏すると、全身の骨密度の低下に伴って歯槽骨の骨密度が低下します。さらに、口腔内では各種の生理活性物質の産生が亢進され、歯周病の進行が加速する悪循環が起こります。
骨粗鬆症の発症率は閉経前後の50歳代から急激に増加しますが、この年代は、歯周病によって歯を失う人が急に多くなる年代でもあり、『閉経後の女性では高度の骨粗鬆症患者ほど早期に無歯顎(総入れ歯)になる。閉経後の女性の歯数と腰椎および撓骨(前腕の骨)の骨密度は関連性がある。』(愛知県歯科医師会)といった報告もあります。
従いまして閉経後の女性の場合は特に、骨粗鬆症と歯周病のリスクを減らすように骨を折る?必要があるのです。

2009.10.28
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第4回 動脈硬化症と歯周病の関係
お盆休みも終わり、如何お過ごしでしょうか?
今回は、動脈硬化症と歯周病の関係についてお話したいと思います。
歯周病にかかっている人は動脈硬化症になる確率が高まることがわかっています。
歯周病菌が歯ぐきから血管に入って血管内壁(血管内皮細胞)に感染すると、歯周病菌が産生する内毒素やその刺激で産生される炎症性サイトカインが原因となって血栓を作り、動脈硬化を進行させる可能性があるからです。
そこで、最近の情報ですが、歯周病菌が血管内皮細胞に侵入するその瞬間の動画撮影に成功したというレポートです。
この報告は5月15日岡山で開催された第52回春季日本歯周病学会学術大会で発表されました。
内容は、豚の頸動脈からサンプリングした血管内皮細胞をシャーレ内で培養し、そこに歯周病関連の代表的細菌をまいてみたところ、その細菌が血管内皮細胞への侵入する瞬間の動画撮影に成功したというものです。
血管内皮細胞は、血液を介して様々な情報を感知するダイレクトインターフェースとして、体内環境のホメオスターシス(恒常性)の維持に関わっていることがわかってきています。
危険因子(リスクファクター)は元から絶たなきゃダメ!!!
定期的なチェックを受けて歯周病菌をきちんとコントロールすることで、歯周病菌の感染から血管内皮細胞を守りましょう。

今回は、動脈硬化症と歯周病の関係についてお話したいと思います。
歯周病にかかっている人は動脈硬化症になる確率が高まることがわかっています。
歯周病菌が歯ぐきから血管に入って血管内壁(血管内皮細胞)に感染すると、歯周病菌が産生する内毒素やその刺激で産生される炎症性サイトカインが原因となって血栓を作り、動脈硬化を進行させる可能性があるからです。
そこで、最近の情報ですが、歯周病菌が血管内皮細胞に侵入するその瞬間の動画撮影に成功したというレポートです。
この報告は5月15日岡山で開催された第52回春季日本歯周病学会学術大会で発表されました。
内容は、豚の頸動脈からサンプリングした血管内皮細胞をシャーレ内で培養し、そこに歯周病関連の代表的細菌をまいてみたところ、その細菌が血管内皮細胞への侵入する瞬間の動画撮影に成功したというものです。
血管内皮細胞は、血液を介して様々な情報を感知するダイレクトインターフェースとして、体内環境のホメオスターシス(恒常性)の維持に関わっていることがわかってきています。
危険因子(リスクファクター)は元から絶たなきゃダメ!!!
定期的なチェックを受けて歯周病菌をきちんとコントロールすることで、歯周病菌の感染から血管内皮細胞を守りましょう。

2009.08.24
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第3回 歯周病とメタボリックシンドロームの関係
お待たせしました。
前回予告していました、私も含めて最近の深刻な問題となっていますメタボリックシンドロームと歯周病との関係についてお話したいと思います。
肥満と糖尿病がある人は。歯周病にもメタボリックシンドロームにもなりやすいことがわかっており、近年メタボリックシンドロームと歯周病との関係が指摘されるようになりました。メタボリックシンドロームと歯周病は肩を並べるようして同時進行し、様々な生活習慣病を引き起こします。
肥満と糖尿病は、メタボリックシンドロームと歯周病に共通する危険因子です。
従いまして「万病の元」といわれる肥満を解消することは、メタボリックシンドロームの予防や歯周病の予防につながります。
それでは、肥満を予防するにはどうすれば良いのでしょうか?
つい1週間程前にある講習会に参加してきたのですが、とても興味深い内容のお話でしたので二、三紹介してみたいと思います。
『日常食品の固さと肥満の関係』:日常生活の固さが増加するに従ってウエスト周囲径は減少した。
『食べる速さと肥満の関係』:日本人中年男女において、速く食べることは肥満を来す可能性が示唆された。
どうですか皆さん、耳の痛い話ですよね。
お互いにがんばりましょう!!
前回予告していました、私も含めて最近の深刻な問題となっていますメタボリックシンドロームと歯周病との関係についてお話したいと思います。
肥満と糖尿病がある人は。歯周病にもメタボリックシンドロームにもなりやすいことがわかっており、近年メタボリックシンドロームと歯周病との関係が指摘されるようになりました。メタボリックシンドロームと歯周病は肩を並べるようして同時進行し、様々な生活習慣病を引き起こします。
肥満と糖尿病は、メタボリックシンドロームと歯周病に共通する危険因子です。
従いまして「万病の元」といわれる肥満を解消することは、メタボリックシンドロームの予防や歯周病の予防につながります。
それでは、肥満を予防するにはどうすれば良いのでしょうか?
つい1週間程前にある講習会に参加してきたのですが、とても興味深い内容のお話でしたので二、三紹介してみたいと思います。
『日常食品の固さと肥満の関係』:日常生活の固さが増加するに従ってウエスト周囲径は減少した。
『食べる速さと肥満の関係』:日本人中年男女において、速く食べることは肥満を来す可能性が示唆された。
どうですか皆さん、耳の痛い話ですよね。
お互いにがんばりましょう!!
2009.06.09
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第2回歯周病と糖尿病が起こす悪循環
前回、「歯周病と生活習慣病の深い関係」についてお話させて頂き、その後我が家のトピックスで「初孫誕生」の記事を掲載し、しばらくお休みしていましたが、再度今回より、シリーズ再開をさせていただきます。
最近、糖尿病に関する話題をよく耳にしますが、自治医科大名誉教授 金澤康徳先生によると、糖尿病患者数は自動車の利用率の伸びと比較しても、もっと速いスピードで自動車を追い越して増加しているそうです。
歯周病は糖尿病の第6の合併症とも言われ、糖尿病と歯周病は互いに悪影響を及ぼし合うことが分かってきています。
糖尿病は、血糖値の高い状態が続いて全身の抵抗力が低下し細菌感染しやすくなるのが特徴なので、当然のことながら歯周病も進行しやすい体質になります。
また、歯周病になると歯周病菌の産生する内毒素が歯ぐきから血液中に入り、TNF-αなどの炎症性サイトカイン(体内の炎症反応を活性化させる生理的活性物質)が上昇し、これらの物質がインスリン(血糖値を下げるホルモン)に抑制的に作用するため糖尿病を悪化させてしまいます。
歯周病が糖尿病を招き、糖尿病がさらに歯周病を悪化させるいというまさに悪循環の関係です。
歯周病の治療を行なうと血糖コントロールが改善されることもわかってきています。海外の報告では、テキサス州のラックランド空軍基地ウイルフォード・ホール医療センターの歯周病科の責任者であるミーレイ先生らは、「糖尿病と歯周病は(ツウ・サイズ・オブ・コイン)表裏一体の関係にある。」と話されています。
以上のことから、歯周病はお口の中だけの問題として捉えるのではなく、お口の健康から全身の健康を守るという考え方に基づいたお口の健康のメインテナンスの重要性がご理解頂けたらと思います。
私どもは、これからも皆様の健康づくりのサポーターとしてお役に立っていきたいと思います。
次回は、歯周病とメタボリックシンドロームの関係についてお話したいと思います。


最近、糖尿病に関する話題をよく耳にしますが、自治医科大名誉教授 金澤康徳先生によると、糖尿病患者数は自動車の利用率の伸びと比較しても、もっと速いスピードで自動車を追い越して増加しているそうです。
歯周病は糖尿病の第6の合併症とも言われ、糖尿病と歯周病は互いに悪影響を及ぼし合うことが分かってきています。
糖尿病は、血糖値の高い状態が続いて全身の抵抗力が低下し細菌感染しやすくなるのが特徴なので、当然のことながら歯周病も進行しやすい体質になります。
また、歯周病になると歯周病菌の産生する内毒素が歯ぐきから血液中に入り、TNF-αなどの炎症性サイトカイン(体内の炎症反応を活性化させる生理的活性物質)が上昇し、これらの物質がインスリン(血糖値を下げるホルモン)に抑制的に作用するため糖尿病を悪化させてしまいます。
歯周病が糖尿病を招き、糖尿病がさらに歯周病を悪化させるいというまさに悪循環の関係です。
歯周病の治療を行なうと血糖コントロールが改善されることもわかってきています。海外の報告では、テキサス州のラックランド空軍基地ウイルフォード・ホール医療センターの歯周病科の責任者であるミーレイ先生らは、「糖尿病と歯周病は(ツウ・サイズ・オブ・コイン)表裏一体の関係にある。」と話されています。
以上のことから、歯周病はお口の中だけの問題として捉えるのではなく、お口の健康から全身の健康を守るという考え方に基づいたお口の健康のメインテナンスの重要性がご理解頂けたらと思います。
私どもは、これからも皆様の健康づくりのサポーターとしてお役に立っていきたいと思います。
次回は、歯周病とメタボリックシンドロームの関係についてお話したいと思います。


2009.03.12
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うれしいこと
前回の院長コラムで、次回は歯周病と関係する全身疾患についてお話します・・となっておりましたが、予定を変更してお話させていただきます。
私事ではございますが、とてもうれしいことがありましたので、ご報告させていただきます。
この度
初孫が産まれました!
名前は“櫂(かい)”です。12月1日生まれ、身長48cm、体重2610gの元気な男の子です。
妻と息子の嫁以外は全て男という我が家ですが、家族みんなが病気や怪我なく、健康に過ごせることが1番ではないでしょうか。
函館も雪が降ったり、晴れたりと変わりやすい天候ですので、皆様も健康には十分注意してお過ごしください。
初孫の櫂くんです↓

私事ではございますが、とてもうれしいことがありましたので、ご報告させていただきます。
この度
初孫が産まれました!
名前は“櫂(かい)”です。12月1日生まれ、身長48cm、体重2610gの元気な男の子です。
妻と息子の嫁以外は全て男という我が家ですが、家族みんなが病気や怪我なく、健康に過ごせることが1番ではないでしょうか。
函館も雪が降ったり、晴れたりと変わりやすい天候ですので、皆様も健康には十分注意してお過ごしください。
初孫の櫂くんです↓

2008.12.09
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ちょっと気になった雑誌
院長の福田です。だんだんと秋らしい気候となり、日も短くなってきました。
最近、とても興味ある雑誌と巡り会いました。それは、「栄養と料理」という月刊誌で、発行は女子栄養大学出版部TEL 03-3918-5411(営業)です。
何故興味があったかというと、この雑誌の10月号で「口からつくる健康ライフ」という特集を組んでいたからなんです。
それでは、今回から数回掛けてこの特集についてご紹介致しましょう。
第一回目 「歯周病と生活習慣病の深い関係」
35歳以上の人の約8割が罹っているといわれる歯周病は、口の中だけの病気と思われがちですが、実は全身の様々な病気とつながっています。
口の中の歯周病菌は生命力が強く歯茎の細い血管からも血液の中に入って、やがて全身へと広がります。因みに、歯周病が進行している方の歯と歯茎の間にある歯周ポケット内面(潰瘍面)の総面積は、タバコの箱や手のひらサイズの潰瘍の大きさになると言われています。そこが歯周病菌の全身への入り口になるとしたら恐いですね。
これまでお話してきた事から考えますと、歯周病菌が全身へと広がり、心筋梗塞を起こしたり、糖尿病を悪化させたり、骨粗鬆症や妊娠トラブルのリスクを高めたり、メタボリックシンドロームとの関連性や、生活習慣病の引き金になりうることも頷けますね。
「口の健康づくりは、全身の健康づくり」。まずはこの事実を正しく認識しましょう!
次回は、歯周病と関係する全身の疾患について、もう少し詳しくお話したいと思います。


最近、とても興味ある雑誌と巡り会いました。それは、「栄養と料理」という月刊誌で、発行は女子栄養大学出版部TEL 03-3918-5411(営業)です。
何故興味があったかというと、この雑誌の10月号で「口からつくる健康ライフ」という特集を組んでいたからなんです。
それでは、今回から数回掛けてこの特集についてご紹介致しましょう。
第一回目 「歯周病と生活習慣病の深い関係」
35歳以上の人の約8割が罹っているといわれる歯周病は、口の中だけの病気と思われがちですが、実は全身の様々な病気とつながっています。
口の中の歯周病菌は生命力が強く歯茎の細い血管からも血液の中に入って、やがて全身へと広がります。因みに、歯周病が進行している方の歯と歯茎の間にある歯周ポケット内面(潰瘍面)の総面積は、タバコの箱や手のひらサイズの潰瘍の大きさになると言われています。そこが歯周病菌の全身への入り口になるとしたら恐いですね。
これまでお話してきた事から考えますと、歯周病菌が全身へと広がり、心筋梗塞を起こしたり、糖尿病を悪化させたり、骨粗鬆症や妊娠トラブルのリスクを高めたり、メタボリックシンドロームとの関連性や、生活習慣病の引き金になりうることも頷けますね。
「口の健康づくりは、全身の健康づくり」。まずはこの事実を正しく認識しましょう!
次回は、歯周病と関係する全身の疾患について、もう少し詳しくお話したいと思います。



2008.10.14
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